いしはら・じゅんや:1972年東京都生まれ。7歳までの幼少期をフランスのパリで過ごす。東京大学工学部機械情報工学科卒業。2000年より4年間、米ジェネシス・テレコミュニケーションズ・ラボラトリーズにてソフトウエアの国際化エンジニアを務め、帰国後の2005年ウノウに入社。2006年からフリーランスの活動を開始。2010年6月に「つくる社」を設立。最近、“スマホを持って謎解きにでかけよう!”がコンセプトのスマートフォン向けフィールドゲーム「まちクエスト」(http://machique.st/)をリリースした。小中学生にプログラミングを教えるCoderDojo Tokyoの活動も続けている。(撮影:稲垣 純也)
いしはら・じゅんや:1972年東京都生まれ。7歳までの幼少期をフランスのパリで過ごす。東京大学工学部機械情報工学科卒業。2000年より4年間、米ジェネシス・テレコミュニケーションズ・ラボラトリーズにてソフトウエアの国際化エンジニアを務め、帰国後の2005年ウノウに入社。2006年からフリーランスの活動を開始。2010年6月に「つくる社」を設立。最近、“スマホを持って謎解きにでかけよう!”がコンセプトのスマートフォン向けフィールドゲーム「まちクエスト」(http://machique.st/)をリリースした。小中学生にプログラミングを教えるCoderDojo Tokyoの活動も続けている。(撮影:稲垣 純也)
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 「あー、ここのコードの組み方が分からないや」「そこは、こうしてみたらいいんじゃない?」──。子ども向けに定期的に開催されているボランティアのプログラミング教室「CoderDojo(コーダー道場)」では、子どもたちの明るい声が響き合う。

 CoderDojoはアイルランドが発祥で、主に欧米で活動が行われてきた。国内では2012年5月、東京で第1回が開催されたのが始まり。現在では沖縄、北海道、岡山など拠点は8カ所に広がっている。

 石原淳也氏は、国内でCoderDojoを立ち上げたメンバーの1人である。フリーランスとしてシステム構築などを手掛ける傍ら、CoderDojoの運営に携わってきた。

 参加するのは小中学生。毎回3~4名が参加し、教育用プログラミング環境のScratchやHTMLなどを勉強する。特定のテーマに沿ってボランティアが講義を行うほか、自分でやりたいことをプログラミングで表現する「寺子屋」と題した活動もある。分からないことがあればボランティアが教えるが、子ども同士で教え合うことも少なくない。

この日は屋外で活動。机にパソコンを並べてプログラムを書いている
この日は屋外で活動。机にパソコンを並べてプログラムを書いている
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参加した子どもの1人が作成した、昔懐かしの「ゼビウス」もどきのゲーム
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