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インタビュー

東大発、女性研究者集団「おしゃべり」がアイデアの源泉

CHORDxxCODE エンジニアリング・サロン

八木 玲子=日経パソコン 2012/08/31 日経パソコン
出典:日経パソコン 2012年7月23日号
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
目次一覧

こーど・こーど:東京大学で研究生活を共にした女性博士7人で構成するグループ。工学を軸に多様な領域の研究者が集う。2009年12月から活動を開始。写真前列左から、代表の橋田朋子氏、上岡玲子氏、中島佐和子氏、後列左からキム・ジョンヒョン氏、ソン・ヨンア氏、久保友香氏、大谷智子氏
[画像のクリックで拡大表示]

 東京大学工学部。圧倒的多数を男性が占める“男の園”に、女性同士の明るく軽やかな話し声が響くことがある。CHORDxxCODEの活動日だ。

 代表の橋田朋子氏は、東京芸術大学を卒業後、東京大学に籍を置いた研究者。研究室などで発言を始めると「“それは違うのでは”“新規性はあるのか”と、ロジックを直されることが多い」(橋田氏)と感じた。

 そこで恋しく思ったのが、女性同士のおしゃべり。出された意見を“そうだよね”と認め合いながら、会話を深めていく。こうした「女子らしい共感の場が欲しくて周囲に声をかけた」(橋田氏)ところ、情報学、環境学、心理学などの研究者が集結。女性的感性(CHORD)と論理的思考(CODE)の融合による新たなもの作りを目指し、エンジニアリング・サロンを発足した。

 おしゃべりの場では、たわいのない内容でも躊躇なく発言する。「新規性は?と問われると言葉にならないが、何となく新しいことって割とある。そこに共感していくうちに、ほかにないものが生まれる」(橋田氏)。初の作品「Fruit Plotter」は、本をただせばメンバーの1人の“イチゴを腐らせた”というエピソードから生まれたものという。

「Fruit Plotter」は、食材を視覚でも楽しめる情報に変えるディスプレイシステム。ドライフルーツの粒を画素に見立て、ゼリーなどの上に任意の模様を描く
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