せきね・ゆうさく:1981年東京都生まれ、千葉県柏市育ち。2011年3月11日の東日本大震災では、震災直後から被災地支援活動に参加した。支援活動の中でリバース・プロジェクトと出会い、2011年5月に同社に入社。同時に「元気玉プロジェクト」担当となり、現在に至る。
せきね・ゆうさく:1981年東京都生まれ、千葉県柏市育ち。2011年3月11日の東日本大震災では、震災直後から被災地支援活動に参加した。支援活動の中でリバース・プロジェクトと出会い、2011年5月に同社に入社。同時に「元気玉プロジェクト」担当となり、現在に至る。
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 東日本大震災が起こったとき、関根優作氏は出張で福島県にいた。目の前で地面が割れたのを見たとき、「自分も何かしなければ」と思ったという。

 帰宅後すぐに、関根氏は周囲の人々に声を掛け、被災地への物的支援を始めた。支援者同士、Twitterで情報交換をする中で、関根氏は同じく支援活動をしていた俳優の伊勢谷友介氏と脚本家の龜石太夏匡氏に出会う。そして約1カ月後、それまでの仕事を辞め、伊勢谷氏と龜石氏が経営するリバース・プロジェクトに入社した。

 転職を決めたのは、伊勢谷氏と龜石氏が企画していた「元気玉プロジェクト」に引かれたからだ。元気玉プロジェクトは、人々から小口の出資を募り、個人や団体の活動を支援する「クラウドファンディング」の取り組みだ。被災地を支援する企画を携えた立案者が、同プロジェクトのサイトで企画の内容や必要な活動費用を発表する。企画に賛同した人は支援を申し出る。支援額は500円から。期日までに活動費用が集まれば、費用が立案者に渡される。

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「元気玉プロジェクト」のWebサイト。タイトルの「元気玉」は、漫画『ドラゴンボール』の必殺技から。鳥山明氏に承諾を得て使用している
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