みつい・こういち:1966年生まれ。新聞社の出版写真部を経てフリーに。インターネット黎明期より写真やビデオ映像を使用したWebコンテンツに関わる。2010年6月と8月に、iPhoneで撮った写真で個展を開催。同年10月にスペインで開催した企画展「iPhoneografia」で、世界のiPhone写真家の中から選ばれた6人のうちの1人になる。Webサイト上のフォトレポートや雑誌、広告などで活躍中。(撮影:陶山 勉)
みつい・こういち:1966年生まれ。新聞社の出版写真部を経てフリーに。インターネット黎明期より写真やビデオ映像を使用したWebコンテンツに関わる。2010年6月と8月に、iPhoneで撮った写真で個展を開催。同年10月にスペインで開催した企画展「iPhoneografia」で、世界のiPhone写真家の中から選ばれた6人のうちの1人になる。Webサイト上のフォトレポートや雑誌、広告などで活躍中。(撮影:陶山 勉)
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 「iPhoneography」──アップルのスマートフォン「iPhone」と、写真を意味する「photography」を組み合わせた言葉だ。フォトグラファー・三井公一氏は、その言葉が生まれる前からiPhoneをカメラとして使い込んできた先駆者の一人である。ブログで毎日公開する写真は、もうすぐ1000枚になろうとしている。iPhone写真の個展も既に2度、開催した。

 もともと携帯機器もアップル製品も大好き。2007年、iPhoneが発表されたときに「これはすごい」と感嘆し、発売と同時に入手した。それまでも携帯電話で写真を撮り、写真共有サイトに公開していたが、この時以来、撮影機はiPhoneに変わった。

 カメラとしてのiPhoneの良さは、シンプルさだという。「起動してシャッターを押すだけ。余分な機能が一切ないから、撮影に集中できる。豊富な画像アプリを使って、手軽に、かつ自在に味付けできるのもいい」。

 オートフォーカスに対応したiPhone 3GSからはいっそう本格的に撮るようになり、すっかりのめり込んだ。今では仕事の半分をiPhoneでこなしている。「iPhoneはスナップ写真に最適。構えても怪しまれないしね。いいなと思う光景は必ず撮る」。

大のデジタル機器好き。最新のiPhone 4Sをはじめ、iPhone 4/3GSをカメラとして使用する。300万画素の3GSはフィルムカメラで撮ったような味わいがあり、一番気に入っている
大のデジタル機器好き。最新のiPhone 4Sをはじめ、iPhone 4/3GSをカメラとして使用する。300万画素の3GSはフィルムカメラで撮ったような味わいがあり、一番気に入っている