みなさん、モバイルしていますか? モバイル機器として、ウエアラブルが人気です。メガネ型、腕時計型、ブレスレット型など、スタイルは様々です。ウエアラブルの主流の使い方としては、単独で利用するのではなく、スマートフォンと連携する機器が多くなっています。ウエアラブル機器自体に、ディスプレイを搭載していない場合もあり、SNSなどでデータを共有する上で、ネット回線に接続できるスマートフォンを経由する方式が多いためです。

 これらのウエアラブル機器の中でも、人気が高いのが、活動量計と呼ばれるジャンルです。古くは、万歩計に代表されるような、人の1日の活動量をデータとして取得する機器です。体に付けることで、いろいろなデータを取得できるため、まさに、ウエアラブル機器の真価を発揮できるのが、活動量計といえるでしょう。

 活動量計は、各社から様々なスタイルのものがリリースされています。私自身も、JawboneのUPや、NTTドコモのムーヴバンドを愛用していました。どちらも、リストバンド型の端末で、防水機能もあり、日常的に手首に付けていても負担のないものでした。付けていることで、1日の移動量、消費カロリー、睡眠時間などを取得でき、そのデータをクラウドにアップすることで、ユーザー同士で共有も可能です。また、データを元に、いろいろなアドバイスを得られる仕組みもありました。

 楽しいリストバンド型の活動量計ですが、残念ながら欠点もありました。それはバッテリーの持ちです。リストバンド型ウエアラブルのバッテリーは、フル充電から5日~7日持つものが一般的です。この日数が実際に使っていると微妙です。毎日充電する必要がないため、充電をさぼりがちになり、いつの間にかバッテリーが上がってしまっている、という事態になっていました。週に一度充電と決めても、1週間持たない場合もあり、やはり、バッテリー切れで、活動量を取得できないことがありました。せっかくの活動量計もバッテリーが切れてしまっては、ただのリストバンドです。バッテリー切れが頻発すると、使用する頻度も減ってしまいました。