みなさん、モバイルしていますか? スマートフォンユーザーにとって、NTTドコモを始めとする通話し放題プランの導入は、衝撃的でした。それは、通話料が無料になった衝撃ではなく、実質値上げとなってしまった料金プランのためです。通話が中心のユーザーにとっては、うれしいプランではありますが、通話をあまり利用せず、データ通信中心のユーザーにとっては、月額基本料が値上げされただけ、という改悪プランとなっています。

 そんなプランに対してユーザーが自衛する手段として、MVNOサービスがあります。高速通信における通信量の制限などの条件がありますが、格安のプランが提供されています。基本は、SIMカードの提供となっており、ユーザーが自分でSIMフリー端末を用意する形となります。SIMフリー端末を使用せずに、MVNOサービスが使用している回線元の通信会社の端末でも利用できる場合がありますが、テザリングにロックがかかるといった不自由な場面がありますので、SIMフリー端末を利用した方が良いでしょう。

 しかし、SIMフリー端末を用意して、SIMカードを購入して利用する、というのは、なかなかハードルの高い作業です。SIMフリー端末とSIMカードを別々に購入して、果たして動作するのかどうか、不安を感じるユーザーもいるでしょう。そんなユーザーに最適なのが、MVNOサービスで、SIMカードとセットでSIMフリー端末を購入することです。一緒に購入することで、保障や設定などの手間を省くことができます。

 SIMフリー端末と言えば、一昔前は、高いイメージがありましたが、現在は、各社からリーズナブルな端末が発売されています。特に、MVNOサービスが提供する端末は、格安の回線とバランスのとれた安い価格になっています。その中でも、お薦めなのは楽天モバイル(http://broadband.rakuten.co.jp/rmobile/)です。SIMフリー端末であるASUS製のZenfone 5とSIMカードを組み合わせて購入できます。また、Zenfone 5では、APN設定が簡単で、APNの事業者名に「楽天ブロードバンド通話SIM」と最初から設定されています。

 それでは、ZenPhone 5を写真で紹介します。

「Zenfone 5」です
「Zenfone 5」です
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