今さらのおさらいだが、「4Kテレビ」という言葉を聞いたことがあるだろう。この4Kとは、解像度を示している。Kは1000という意味で、1Kmの「K」と同じだ。つまり、4Kとは横の解像度が4000ドット前後の製品の総称なのだ。いわゆるフルHDが1920ドットなので、横方向だけでおよそ倍になる。面積で考えれば4倍だ。

 数年前までは、フルHDでもありがたかったし、10年程前には大画面デスクトップでも、横1600や1280ドットのモニターが当たり前だったことを考えると、驚くほどの進化だ。

 今回登場したiMacはさらに先へ行っている。サイズは27型で、なんと5Kなのだ。解像度は5120×2880ドット。つまり、縦の解像度でさえフルHDの横を上回る。魅力的な新モデルだが、早速本体からレビューしていこう。

5KのiMacは「iMac Retina 5Kディスプレイモデル」という名称だ。
5KのiMacは「iMac Retina 5Kディスプレイモデル」という名称だ。
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