みなさん、モバイルしていますか? パソコンを使う上で欠かせないツールの一つとして、Officeがあります。Word、Excel、PowerPointといったソフトを、仕事上、毎日使っています。このOfficeがスタンダードになっているおかげで、仕事の効率が上がっている部分があります。

 古い話で恐縮ですが、パソコンが登場する以前、ワープロで文書を作成した際には、互換性の問題が大変でした。各社によって文書の形式が違うため、私のようにNECの文豪、富士通のオアシスポケット、パナソニック(当時は松下電器産業)のU1PROと違うメーカーのワープロを使っていたユーザーは、MS-DOS形式のテキストでとりあえず保存しておいて、体裁をどれかで整える、なんて使い方をしていました。

 その後、パーソナルコンピューター時代に入り、日本のパソコンでスダンダートになったワープロソフト「一太郎」のおかげで、互換性が保たれて役立ちました。それが、Windows普及とともに、Officeが全盛となりました。ワープロ文化が盛んだった日本においては、ワープロのようにパソコンが使えることが必須条件になっていたことも、Officeのプリインストールを後押ししたものと思われます。

 そのOfficeの新商品が、2014年10月17日より発売になりました。パソコンにプリインストールされる「Office Premium」と、パソコンに後からインストールできる「Office 365 Solo」です。こちらの製品は、ネットのクラウド化に合わせて、ネット経由で、常に最新版がサポートされて、マイクロソフトのクラウドサービスOne Driveが1TB利用でき、Skypeも60分無料通話できる、というオプション付きになっています。スマートフォンやタブレットでも利用できるようになります。

 海外では、クラウドモデルがスタンダードになっていますが、日本は、従来のプリインストール市場が大きいということで、「Office Premium」という日本独自の商品を発売したそうです。その発表会の模様を写真で紹介します。

発表会のタイトルに「日本のパソコンが変わる」と入っていました。
発表会のタイトルに「日本のパソコンが変わる」と入っていました。
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