スマートフォンを手にしていると、日々アプリから何らかのプッシュ配信を見ることになる。ニュースやお薦め情報など、特定の時間に登録情報に合わせて配信されるものが多い。なかにはユーザーの現在地から地震や豪雨など防災情報を配信するものもある。先日紹介したように(関連記事:アプリで豪雨をうまく回避しよう)、防災面ではとても助かる。

 最近興味深いのはユーザーの現在地周辺にある店舗の案内をプッシュ配信するタイプ。「あなたの近くにお得なお店がありますよ。クーポンも付けますからどうぞお立ち寄りください」という具合だ。

 リアルなら店先で店員が「タイムサービスでーす!ご利用くださーい!」と通行人に声をかけて勧誘するようなものだろうか。その場合、発信できる範囲は店員の声が届くところまで。しかしスマホの配信ならもう少し遠くまで届く。

 ただし客がスマートフォンを手にして、さらにプッシュ配信に気付かないといけないのだが。なにせ「歩きスマホ」は危険だ。通行人にセールス情報配信を効果的に行うにはノウハウが要りそうな気がする。