平野所長(以下:平野):直井さーん。ちょっといいかな。

直井研究員(以下:直井):はい。なんですか?

平野:取材の件だけど。

直井:今朝、〇〇編集部の早坂さんからメールでいただいた取材の件ですね。


送信者名:早坂哲也 hayasaka@example.com
TO:ビジネスメール研究所 info@example.co.jp
CC:
件名:ビジネスメールに関する取材のお願い

ビジネスメール研究所 御中

はじめまして。
〇〇編集部の早坂と申します。

雑誌〇〇のビジネスマナーコーナーを担当しており
〇月〇日号では、「そのメール、イラッとします」という
テーマの特集を予定しています。

仕事でメールを受け取り、イラッとした経験のある方は多く、
その逆で、自分自身のメールが、
相手をイラッとさせてしまうこともあります。

そうしたメールが原因で、誤解を招いたり、
トラブルに発展したりすることもあるようです。

そこで、仕事でメールを送る際、
どんな点に気を付ければ相手をイラッとさせないのか、
注意点やアドバイスを伺えますでしょうか。

お引き受けいただける場合は、急なご相談で恐縮ですが
9月26日(金)までに、1時間から1時間半ほど、
お時間をいただけると幸いです。
場所は、御社もしくは、ご希望の場所に伺います。

お忙しいところ恐縮ですが、
ご検討のほど、よろしくお願いいたします。

(署名省略)

直井:私たちに声をかけてくださって、嬉しいです。

平野:そうだね。お役に立てるよう精一杯がんばろう。ただ、この場合は、メールのCCから私を外してもらえるとありがたいかな。

直井:この場合と言いますと?

平野:その後の、早坂さんとのメールのやりとりだよ。正直、結果だけ聞けると嬉しいよ。