直井研究員(以下:直井):所長~、村岡さんへ7月に予定している共催セミナーの企画書を送ったところ、早速メールがきました。
平野所長(以下:平野):へぇ。早いね。
直井:早いけれど、短いんです。メールが。
平野:どれどれ見せてごらん。
直井:こちらです。
送信者名:村岡哲司(○○株式会社)muraoka@example.com TO:直井章子(ビジネスメール研究所)naoi@example.co.jp 件名:お礼 直井様 企画書ありがとうございました。 ただいま社内で確認中です。 また連絡します。 村岡
平野:なるほど。
直井:まず、件名が短いですね。件名が「お礼」だけでは、何のお礼か分かりません。何の件か分からないメールを受け取ると、メールを開封するのを後回しにしたり、場合によっては迷惑メールに間違えてしまう可能性があります。
平野:そうだね。
直井:それに、村岡さんとは今回、私が企画書を送った共催セミナーとは別件で、キャンペーンの相談もしています。そちらは提案書のやりとりをしているので、一瞬、どちらの件のことか分からなくなりましたが、「企画書」と書いてあるので共催セミナーのことだと思います。キャンペーンの方は「提案書」と呼んでいるので。
平野:紛らわしいね。「共催セミナーの企画書」という表現がどこかにあれば、その混乱も避けられただろう。