みなさん、モバイルしていますか?携帯電話からスマートフォンを使うようになって、通話時間の減っているユーザーの方も多いようです。ネット、メール、ソーシャルネットワークサービスと、通話以外のコミュニケーション手段が多く出てきたためと思われます。スマートフォンにおいて、通話は、メインの手段ではなく、多くのコミュニケーションツールの中の一つという感覚でしょうか。

 古くから、携帯電話を使っている私のようなユーザーは、メールだけだと心配で、メールやメッセージを送った後に、電話をしてしまいます。最初から電話すればいいじゃないか、という突っ込みはなしにしておいてください。長電話はしませんが、一言伝えるだけの電話をよく使っています。

 スマートフォンや携帯電話で通話を使うユーザーにとって、気になるのが、通話料金です。通話料金は、通常は高めのため(NTTドコモ「タイプXiにねん」で30秒20円)、高額にならないように通話をする必要があります。そんななか、スマートフォンや携帯電話の通話の定額プランも出てきました。NTTドコモのプランの名称は「カケホーダイプラン」です。月額2700円(スマートフォンの金額、携帯電話は月額2200円)で、通話し放題になるプランです。5月15日から予約が開始されており、6月1日から提供開始になります。

 今まで、通話定額と言えば、同じキャリア間や、1回10分以内など、制限のあるものでしたが、「カケホーダイプラン」は、キャリアや時間制限のない、まさに電話で話し放題になるプランです。通話を多用するユーザーにとっては、魅力的なプランとなります。

 しかし、月額2700円という金額はどうなのでしょうか。今まで、安い月額プラン(「タイプXiにねん」の月額料金743円、通話30秒20円)で運用していたユーザーにとっては、微妙な金額です。話し放題になる代わりに、月額料金が2000円近くアップしてしまいます。昨今、スマートフォンの月額料金を節約するMVNOサービスを利用するユーザーも増えているなか、この月額料金のアップは、いくら話し放題とは言え、ユーザーにとっては負担の大きなものとなります。