平野所長(以下:平野):これは急だな。うーん。直井さん、対応可能?

直井研究員(以下:直井):無理です。

平野:おいおい。話を聞く前に「無理」とか言わないの。まったく。何も考えずに、とりあえず無理と言っているな。先日、取材していただいた三島さんから別件で、ビジネスメールの文例集を紹介するページを設けるので、文例集を用意して、解説してほしいという相談がきたんだよ。取材をしていただけるようだ。

直井:よい話じゃないですか!

平野:ありがたいね。ただ、文例を提出する期限が急なんだよ。直井さんは、まだメールを読んでいないようだけど。

直井:私にも届いていますか?どれだろう……。あ!こちらのメールですね。


送信者名:三島寛人 mishima@example.com
TO:平野友朗 hirano@example.co.jp
CC:直井章子 naoi@example.co.jp

件名:ビジネスメール文例集企画のご提案

平野様
(CC:直井様)

〇○の三島です。
「デキる!と思わせるメールテクニック」の取材では
大変お世話になりました。

次回、ビジネスメールの文例集を紹介するコーナーを設けることになりまして
平野さん、直井さんに文例作成のお願いです。

文例は30個ほど見せたいと考えております。
もちろん、30個以上ご用意いただいても構いません。

お忙しいところ誠に申し訳ありませんが、
5月18日(日)までに文例のご用意をお願いいたします。
5月19日(月)でも間に合いますので、ご相談ください。

いただいた文例をもとに、その解説もお願いします。

解説については、取材に伺いますので、あらためてお時間をいただけますでしょうか。
撮影もありますので、ご協力をお願いいたします。

それでは、よろしくお願いいたします。

(署名省略)

直井:文例を30個……え!期限が!?今日は、5月16日(金)17時ですよ!