2014年、Web広告・マーケティング分野で大きな注目を浴びているのが「動画」です。YouTubeやニコニコ動画といったおなじみの動画共有サービスに加えて、昨年後半からぐっと存在感を増しているのが「TwitCasting(ツイキャス)」と「Vine」です。あまりソーシャルメディアに詳しくなくても、名前だけは見聞きしたことがあるかもしれませんね。

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 ツイキャスとVineは、パソコンに動画を取り込んだりしなくても、スマホだけで手軽に動画を撮影・投稿ができるものです。

 調査会社リビジェン(東京都港区)の調べによると、ツイキャスの20代での認知度は21.9%、30代は12.7%なのに対し、10代では39.2%に上ります。Vineも、他の年代では認知度が一桁なのに対して、10代では22.5%もあります。いずれもYouTubeやニコニコ動画にはまだ及びませんが、流行に敏感な10代の間で新参者のツイキャスやVineが急速に人気を得ているようです。

 要注目の2つのサービスですが、「聞いたことがあっても、具体的にどんなものなのか実はよく分からない」という方もいるのではないでしょうか。今回は、10代のスマホユーザーに人気のこれらのサービスについて解説したいと思います。中高生の子供を持つ読者の方なら、子供と話す話題が広がるのではないでしょうか?

動画生配信で視聴者と双方向のやりとり「ツイキャス」

 「TwitCasting/ツイキャス」は、2010年にスタートした日本発の個人のライブ動画・ラジオ無料配信ツールです。モイ(東京都千代田区)が提供しています。「“ツイ”キャス」という名前の通り、Twitterアカウントを連携させて楽しむことを念頭に置いたサービスです。Facebook、mixiアカウントでもログイン可能です。

ツイキャスのWebサイト。
ツイキャスのWebサイト。
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