みなさん、モバイルしていますか? モバイルデバイスのトレンドは、スマートフォン、ウェアラブルとさまざまですが、その中で静かなブームを巻き起こしているのが、手書きタブレットです。

 ノートパソコンはキーボード入力、スマートフォン、タブレットはソフトキーボード入力が基本になっています。しかし、アイデアを構築する段階では、手書きという手段は、必須になります。その場合、ノートや紙にメモをする方法がスタンダードではありますが、それをデジタルにしたい、という要望の元に、手書き入力手段を持つタブレットが各社より発売されています。

 その手書きタブレットの中でも、特異な端末として注目されているのが、ユビキタスエンターテインメントの「enchantMOON」です。AndroidをベースにしたオリジナルOS「MOONPhase」を搭載し、オリジナルのデジタイザーペンによる書き味にこだわった8インチサイズの純正国産タブレットです。手書きだけでなく、ハンドルの付いたユニークなデザインでも注目を浴びました。

 こちらのコラムでも、昨年の発表イベントの模様を紹介しました。(関連記事:「iPhoneの失敗はスタイラスを捨てたこと」---モバイルの未来予想図となるか? 国産手書きタブレット

 その後、実際に購入して、約8か月、利用してきました。残念ながら、発売当初は、完成度が低く、手書きの精度も低いものでしたが、度重なるアップデートにより実用的になってきました。そして、enchantMOONの次期機種として、「enchantMOON S-II」が発表されました(関連記事:手書きタブレット「enchantMOON」を高速化した新バージョンが登場)。