インターネットで欲しい情報を探しやすくなりました。反面で「情報過多」になっているという人もいます。膨大な情報を前に時間を浪費してしまった経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。

 この状況を解決するのに、FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアが役に立つかもしれません。実際、フォローしている人や友達がシェアをするニュース記事を情報源にして、友達経由で読んだ記事に思わず自分も「いいね!」することもあるのではないでしょうか。

Facebookも乗り出したニュースリーダー

 先日、米Facebookが雑誌風に読めるニュースリーダー機能が付いたアプリ「Paper」(iOS版)を米国内でリリースしました(現時点では日本では未リリース)。

関連記事:Facebook、Flipboard風のアプリ「Paper」を2月3日にリリース

Facebookがリリースしたニュースリーダー「Paper」の紹介サイト。
Facebookがリリースしたニュースリーダー「Paper」の紹介サイト。
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 目玉となるニュースリーダー機能は、複数のニュースカテゴリーから、興味のあるものを選択し、そのカテゴリーで話題になっている記事や、Paperのエディターによって選定された記事が、ユーザーの興味関心を分析する独自アルゴリズムに基づき表示される仕組みのようです。

 Facebookがニュースリーダーに乗り出した背景には、ニュース記事とFacebookの親和性が高いという事情がありそうです。2013年にFacebookの「ニュースフィード」での記事シェアからメディアサイトへと流入した数は前年比で170%増だったという調査結果を、Facebook社自身が発表しています。