みなさん、モバイルしていますか? 2014年もよろしくお願いします。さて、年頭ということもあり、2014年のモバイルの「夢」や「見通し」を語りたいと思います。2014年は、ズバリ、「スマホガジェット元年」です。

 昨年より、スマートフォンと連携するモバイル機器が増えてきました。特に新しいコンセプトのモバイル機器の中には、スマートフォンでの利用を前提としたユニークな機能を搭載たものがありました。

図1 活動量計の「Jawbone UP」。
図1 活動量計の「Jawbone UP」。
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 1つが「活動量計」です。活動量計というと、一番代表的なのが、万歩計です。しかしここにきて、歩くだけでなく、ちょっとした生活の動き、さらに、睡眠時間まで管理することで、1日の活動量を測定するウエラブルモバイル機器が各社よりリリースされました。私の愛用している「Jawbone UP」は、ブレスレット式の腕に装着する機器です。端末には液晶画面がなく、何も表示できません。スマートフォンに接続して、端末が取得した万歩計や睡眠時間のデータをクラウドに送信することで、初めて活用できる機器です。スマートフォンに接続できなければ、何の意味もない端末です。

図3 一眼レフの交換レンズのような形状のレンズスタイルカメラ「QX10」。
図3 一眼レフの交換レンズのような形状のレンズスタイルカメラ「QX10」。
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 もう1つが「レンズスタイルカメラ」です。ソニーから発売されたレンズスタイルカメラは、見た目はただのレンズです。ファインダーや液晶はありません。単体で撮影できますが、何が撮影されているのか、本体だけでは全く分かりません。スマートフォンを、デジカメの液晶の代わりに使うことで、はじめてカメラとして機能します。つまり、この端末も、スマートフォンがなければ、あまり意味のない端末です。

図2 スマートフォンと連動するスマートウォッチ「SmartWatch 2」。
図2 スマートフォンと連動するスマートウォッチ「SmartWatch 2」。
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 そして、最後が「スマートウォッチ」です。腕時計型の端末です。それ単体では、ネット通信機能を持たずに、スマートフォンと連携することで、メールやソーシャル情報を取得することができます。こちらも、スマートフォンがなければ、ただの不便な腕時計になってしまいます。