みなさん、モバイルしていますか? タブレットが各社より発売されて、空前のタブレットブームになりつつあります。タブレットの種類も、iPad、Androidタブレット、Windows 8タブレットと多様ですが、その中でも、異色の存在がKindleです。

 Kindleは、アマゾンから発売されているタブレットで、基本的には、アマゾンで発売されている電子書籍などのコンテンツを楽しむ端末です。もともとは、電子書籍端末として発売されており、文字を読むことに特化した端末でした。その電子ブックリーダーに特化した機能は、現在「Kindle Paperwhite」シリーズに受け継がれています。

 そして、Kindleには、もう1つの流れがあります。Android OSベースのFire OSを搭載した「Kindle Fire」シリーズです。フルカラーのタッチディスプレイで、Kindleストアの電子書籍、音楽、映画、アプリといったコンテンツに対応した機種です。Kindle Paperwhiteとは違い、マルチメディアコンテンツに対応するだけでなく、独自のWebブラウザー「Silk」を搭載し、メールアプリによるメール機能、アプリの追加によるソーシャルメディア利用など、Fire OSの使い勝や搭載アプリは純粋なAndroidとは異なりますが、通常のタブレットとしての利用シーンに対応しています。

 この「Kindle Fire」シリーズの新機種「Kindle Fire HDX」がリリースされました。高速なCPUと高詳細なディスプレイ、高音質な音楽再生機能、OSのバージョンアップなど、従来機種に比べて、大幅にブラッシュアップされています。「Kindle Fire HDX」は、8.9インチと7インチの2モデルがリリースされていますが、今回、Kindle Fire HDXの7インチバージョンを入手しましたので、レビューします。