今回は、iOS 7の登場と同時に一新された「iWork」を取り上げる。新しくiPadを購入した方は、iWorkを含む、アップル製アプリの多くが無料で使えるようになったのもポイントだ。これから新たに使い始める方も多いはずなので、前のバージョンとの比較ではなく、基本機能や使い勝手を順次紹介していこう。ちなみに、本連載はiPadがテーマだが、iWorkはiPhoneでも同様に使える。
まずは、ワープロの「Pages」を紹介しながら、iWork全体に共通する機能もひもといていこう。そもそもiWorkの書類は、iCloudに保存される。Macを含む異なる製品で同じ書類を使えるのだが、iCloudを使っていることすらまったく意識させないのが素晴らしい。何も考えずにiPadで書類を作成してても、アカウントさえ共通ならiPhoneで続きの作業ができるわけだ。
書類を作成する際にはテンプレートを使うのが手っ取り早い。サンプルのサムネイルは英語用の書類ばかりに見えるが、実際にテンプレートを開いてみると、日本向けの書類なので安心してほしい。
まったくの余談なのだが、アップルのWebページで紹介しているiWorkの書類サンプルがすべて英文なのはどうかと思う。ほぼすべてのユーザーが日本語の書類を作るのだから、紹介のサンプルも日本語にするべきだ。