筆者のような仕事をするものにとって、ノートパソコンは重要な機器です。普段自宅での仕事では、デスクトップパソコンで作業しますが、外出や出張取材などでは、ノートパソコンがメインのパソコンとなります。場合によっては、仮想マシンで違うOSを動作させねばならないことや、ビデオのエンコード、大量の写真の保管など重要な役目を果たします。

 そういうわけで、そこそこの性能は欲しい半面、環境整備などに時間をかけていると、作業に支障が出てしまうため、交換には多少慎重にならざるを得ません。人によっては、故障が心配なので毎年買い換えるなんてこともあるようなのですが、筆者は、どちらかというと限界を「感じる」直前ぐらいまで使うタイプです。壊れてしまうと仕事になりませんが、かといって、ムダに買い換えはしたくありません。そこで、機器として壊れるギリギリぐらいのところを予測しつつ使うほうが、ちょっとしたスリルが感じられ、他の用途に転用したらすぐに壊れたなんてことがある方が楽しかったりします。

 前回の購入は、2010年の6月、VAIO Zの2世代目(VPCZ12AFJ)でした。それから3年、そろそろ限界を迎えそうな感じがしてきました。具体的に感じるのは、ストレージの容量不足。256GBのSSDにしたのですが、どうも容量不足を感じます。それ以外、CPU性能が特に低いと感じることはないのですが、どうも最近、過負荷時にかなり熱く感じることがあり、数回、過熱によると思われる強制終了を経験しました。たぶん、ファンやヒートシンクに付いたほこりを掃除したり、あるいはファンユニットを交換したりすればいいはずですが、なかなか落ち着いて掃除するような時間が取れません。

 さすがに3年を超えたので、そろそろ買い換えることにしました。購入したのは、同じくソニーのVAIO Duo 13です。購入はソニーストアからBTOでSSDを512GB、CPUがCore i7-4650U、LTE通信機能内蔵、メモリー8GBを選択しました。