今日では、大企業から近所のレストランに至るまで、多くの企業や個人が自分のWebサイトを持っています。その中には、好きなお店やアーティスト、あるいは気になる友人のサイトもあることでしょう。

 RSSがあれば、更新状況を適時チェックできます。ところが、RSSを配信しておらず、かつ更新頻度の低いサイトの場合、うっかりチェックを忘れてしまって更新に気づかないということがあるのではないでしょうか。

 そこで、今回は「Google Apps Script」を利用して、定期的にWebサイトを巡回し、更新情報をメールするというツールを作ってみます。

スプレッドシートにチェックしたいサイトの名前とURLを記述します。
スプレッドシートにチェックしたいサイトの名前とURLを記述します。
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定期的にWebサイトを巡回して、更新があれば、自動的にメールを送信します。
定期的にWebサイトを巡回して、更新があれば、自動的にメールを送信します。
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プログラムを作ってみよう

 今回のプログラムでは、米Googleが提供するJavaScriptでGoogleの各種サービスを操作できるGoogle Apps Scriptを利用します。初めてGoogle Apps Scriptを使う方は、本連載の第122回「Google Apps Scriptを使ってみよう」をご覧ください。Google Apps Scriptでプログラムを作れば、Googleが用意したサーバー上で任意のプログラムを定期的に動かすことができるので、とても便利です。

 今回は、スプレッドシートに記述したWebサイトの一覧データを順にチェックして、更新情報をメールで送信するというプログラムを紹介します。以下の手順に沿ってプログラムを作っていきましょう。