「Google Apps Script」をご存知でしょうか。Google Apps Scriptを使うと、Googleのサービスを自由に自動操作することができます。

 Googleのいろいろなサービス(GmailやGoogleカレンダー、Gooleドライブなど)を使っている場合、それぞれのサービスを連携させるプログラムを作るのはなかなか難しいものがありました。しかしApps Scriptを使えば、Googleドライブで作成したスプレッドシートに書かれたメールアドレスに対して一斉にメールを送ったり、受信したメールの内容に応じてGoogleカレンダーの予定を自動的に追加したり、あるいは、スプレッドシートに書かれた予定をGoogleカレンダーに書き込んだり、といった風に、Googleの各サービスを自由に連携させることができるのです。

 しかもApps Scriptのプログラムは、JavaScriptを利用して手軽に作成できます。というのもApps Scriptには、Webブラウザーベースの専用のスクリプトエディターに加えて、Googleの各サービスを手軽に扱うためのAPI(命令セット)がたくさん用意されているのです。

 それでは今回は、Google Apps Scriptの使い方を紹介します。そして、スプレッドシートに和暦西暦早見表を自動作成してみましょう。

Google Apps Scriptの始め方

 Apps Scriptを始めるには、以下のページにアクセスし「Start Scripting」のボタンをクリックして、Googleアカウントでログインするだけです。

Google Apps Scriptのスタートページhttp://www.google.com/script/start/

Google Apps Scriptを始めるページ。
Google Apps Scriptを始めるページ。
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 ログインするとメニューが表示されますので、「空のプロジェクト」を選んでクリックします。

ログインするとGoogle Apps Scriptのメニューが表示されます。
ログインするとGoogle Apps Scriptのメニューが表示されます。
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