「春の俳句自動作成」(安全標語.com)

俳句は、季語を入れて、つかず離れず…

 実は筆者、大学の頃、俳句会サークルに属していて、月に2回は国文学の先生を師匠に、集まって句会を催していたものだ。そのうえ、先生のやってる一般の地元の結社とか、先生の先生、高名な俳人(もちろん先生自身も高名な俳人であったが、さらに偉大な)先生のやってる全国的な結社にも参加したり。

 俳句というのは、歳時記などを参照してひとつだけ季語を入れ、そこにつかず離れずの題材をくっつけて、そこに漂う季節感を味わう、みたいな感じだ。関連するものやストーリーを連想させるのはあまりよくなくて、季節と「何か」のマッチ感が巧いものが、優秀な俳句となるのだ。まあ、それらは結社や先生によって解釈は違うので、一概にはいえないかもしれないが。

 そんなわけで、昔、俳句をやっていた頃に考えたのは、さまざまな素材と季語をランダムに組み合わせるシステムがあったらさぞ面白いだろう、ということだ。その中からマッチ感のすぐれたものを取り出せば、自分でうんうん唸って作らずともよい、みたいな(笑)。

 冗談はともかく、ランダムに生み出される「俳句」を味わうのも、なかなかいい感じ、と思ったわけである。季節を選び、季語を「上の句」「中の句」「下の句」のどこに入れるのかを選び、ボタンをクリックすると俳句を自動作成する、「春の俳句自動作成」を今回は紹介しよう。

 春以外にも四季がそろっているのが楽しい。実は俳句は四季+「新年」の5つの季節で作る。残念ながらここに「新年」はない…笑。

 「春の俳句自動作成」を提供する、この「安全標語.com」というサイト、安全標語をはじめ、俳句、川柳、キャッチコピー、ことわざなど、ありとあらゆるものを自動作成できる。それがまたなかなか感心してしまう。