みなさん、モバイルしていますか? スマートフォンを活用する上で欠かせないのが、クラウドです。特に、パソコンやスマートフォンなど複数の端末を利用するユーザーが、データをクラウド上のオンラインストレージで集中管理することで、「あのデータをどこに入れたっけ?」なんていうトラブルを防ぐことができます。

 オンラインストレージは便利ではありますが、悩みもあります。それは、保存容量です。いろいろなデータを保存しておきたいと思うものの、多くのオンラインストレージは、無料で使えるのが2GBから5GB程度です。写真や動画といった大容量のファイルでは、すぐに容量がいっぱいになります。また、大量のデータをオンラインストレージへ転送する場合には、非常に時間がかかるのも悩ましいところです。

 結局、オンラインストレージの運用方法としては、日常的に使うデータだけをオンラインストレージに保存し、使わなかったり使わなくなったりしたデータはパソコン上に保存する、という方法に落ち着いていました。しかし、そういった悩みを一気に解消するクラウドサービスを、最近知りました。米クラウド・エンジンズの「Pogoplug」というサービスです。サービスといっても、製品とクラウドサービスの組み合わせです。まさに自分が悩んでいる点が一気に解消するクラウドサービスです。簡単に説明すると、以下になります。

  • 家庭内LANにPogoplug端末(Pogoplugクラシック、Pogoplugモバイル)を接続して、Pogoplug端末にUSBハードディスク(Pogoplugモバイルの場合はSDカードも可能)を接続する。
  • Webブラウザーにて、PogoplugのWebサイトより、ID、パスワードを設定すると、自動的にPogoplug端末につながったハードディスクが認識され、自宅LANやインターネットからアクセスできるようになる。
  • Pogoplug端末に接続したハードディスクには、家庭内LANからでもインターネットからでも、内蔵ハードディスクのようにドライブとしてマウントすることができるほか、Webブラウザーからのファイルの閲覧とアップロードができる(マウントには、パソコンに専用アプリケーションのインストールが必要)。スマートフォン用のアプリも用意されおり、それを使ったファイルの閲覧やアップロードも可能。これらのアプリケーション/アプリは無料。
  • パソコン向け専用ソフト(無料)を使って、Pogoplug端末と同じ家庭内LAN上のパソコンのフォルダーにインターネットからアクセスできるようにすることも可能。
  • 誰でも登録すれば米クラウド・エンジンズのオンラインストレージ5GBを無料で利用できる。また、Pogoplugモバイル購入者は1年間20GBの容量を無料で利用できる。
  • スマートフォンから写真や動画を、米クラウド・エンジンズのオンラインストレージクラウドやPogoplug端末に接続したUSBハードディスに自動アップロードする機能がある。

 つまり、自宅のUSBハードディスクを簡単にオンラインストレージ化できるというわけです。家庭内LANからアクセスすれば、家庭内LANにあるネットワークハードディスクとして利用できますので、インターネット上のオンラインストレージよりも高速にファイルをやり取りできます。また、スマートフォンで利用する場合は、専用アプリ経由なためか、写真データのサムネイル表示も速く、快適に操作できます。

 簡単に「Pogoplugモバイル」をご紹介します。