「ごちそうフォト」(グーグル)

外食の写真、最近では「スマホ+SNS」でさらに楽しく…

 以前コラムで書いたこともあるけれど、筆者はもう十数年来、外で食事をしたときの料理写真を撮り続けている。もちろん家でも美味しくできた料理だとか、買ってきたお総菜、デリバリー料理などもなるべく記録に残すようにしている。もう、デジカメの走り(アップルのQuickTakeあたり)からの習慣だ。食事の写真を撮っておくと、そのときの気分や空気、出来事などを思い出しやすいのだ。

 そんなふうに、コンデジ(コンパクトデジカメ)でも撮ってきたわけだが、実は最近、食事写真を撮る主流がカメラからスマホに移ってきている筆者なのだった。スマホだと、撮影時刻のほか、GPS機能で位置情報も記録されるし、お店の位置情報にチェックインすれば(後述)お店の情報も記録できる。あと、iPhoneだとiCloudの「フォトストリーム」機能、AndroidだとGoogle+の「インスタントアップロード」機能で、撮った写真が自動でクラウドにアップされるので、いちいちデジカメのようにパソコンにつないでデータを抜く必要もなくて便利だったり。

 もうひとつ大きくスマホが便利なのは、SNSで料理写真を共有できること。ほかの人をうらやましがらせたり悔しがらせたりできるという意味から、おいしそうな料理写真(つまり「おいしい写真」と呼ぶことにしよう)をアップすることを「メシテロ」と呼んでいたりもする。さらに最近では、「おいしい写真」を見た悔しい思いを、「ぐぬぬ」とか「ぐぬぬぬ」とかのコメントで表現するのが定番。この「ぐぬぬ」は、ダンナにきいたところ、武士が楊枝をくわえて、食べたいのをガマンするイメージだとか。

 まあそのあたりは半分ジョークまじりのやりとり。その「おいしい写真」の元(お店や商品)を突き止めて、今度は自分が美味しい思いをして、まああわよくば、自分も「メシテロ」したり。そうそう、自分の行きつけのお店やお薦めのお店で「メシテロ」するのはもちろんのことだが。

 とりあえず筆者もSNSでの「おいしい写真」での交流が大好き。積極的に情報を提供していくのはもちろん(写真にヤラレた人々の「ぐぬぬ」コメントが山のように付いたりする…笑)、美味しそうな写真には必ず「いいね!」とか「+1」をしたり、コメントを残すなどのレスポンスをしたり。最近ではわりと近くに住んでる「ご近所さん」のSNS仲間も増えてきて、それらの人々の情報を頼りに食事に出かけてみたり。もちろん首都圏でよく行く場所の「おいしい情報」も、上京時のためにストックしておいたり。

 というわけで、最近はGoogle+を中心に、「おいしい情報」交換をしているが、Google+には、ほかよりも「メシテロ写真」の投稿が多く見られる感じがする。ランチに誰かがカレーの写真をアップしたら、みんながこぞってカレーを食べ始めるなど、SNS上での「美味しい伝染」もあったりして、なかなか楽しい。