パソコンやデジタル製品は、使ってみて初めてわかることがたくさんあるもの。この連載では、パソコンが趣味の私、いとうまい子が、気になる製品を実体験し、メーカーに取材します!

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多機能を堪能するなら大きな容量が必要

PROFILE●いとう・まいこ(ホームページはこちら)
8月18日生まれ。愛知県出身。TBSドラマ「不良少女とよばれて」で注目を浴びる。NHK「趣味悠々」のパソコン講座では進行役を務めた。現在はNHK「生中継 ふるさと一番!」のレギュラーや医療系プロジェクトのナビゲーター役などで活躍。3月19日公開の映画『ランウェイ☆ビート』に出演。

 豊富に機種が出そろって、スマートフォンがますます関心を集めています。最近は、「エクスペリア」や「ガラパゴス」など、グーグルのOS「アンドロイド」を採用した端末が特に話題です。

 iPhone(アイフォーン)4には、16GBか32GBのメモリーが内蔵されていますが、多くのアンドロイド端末は違います。携帯電話同様、マイクロSD/SDHCカード[注1]を用意して、スマートフォンに挿入しなければなりません。

 ここで考えたいのがカードの容量です。私は、自分の携帯電話には2GBのマイクロSDカードを入れています。たまに写真を撮る程度なので、容量が足りなくなることはありません。だから、アンドロイド端末も同じくらいでいいと思っていました。でも、スマートフォンの良さを堪能するなら、16GB以上の大容量がお薦めなのだそうです。

 スマートフォンは多機能で、パソコンと同じように使えます。メールはもちろん、ホームページを見たり、動画を見たりもできます。最新のスマートフォンは、音楽プレーヤーやカメラの機能もありますから、音楽を聴いたり、写真や動画を撮ったりしたくもなるでしょう。その分、容量が必要なのです。

 例えば8GBの場合、写真[注2]で約1700枚、音楽[注3]で約66時間分を保存できます。デジカメ、あるいは音楽プレーヤーとしては十分かもしれませんが、スマートフォンは一台でこれらすべての役割を果たすもの。写真も動画も音楽も、と保存していくと、容量がいっぱいになるのはあっという間です。容量が大きい方が頼もしいですよね。


【今月のセレクト】
サンディスク
マイクロSDHCカード
32GB/16GB
サンディスク マイクロSDHCカード 32GB/16GB
●実売価格 1万4800円(32GB)、5360円(16GB)
●転送速度 CLASS4(毎秒4MB以上)
スマートフォンでの利用に向くマイクロSDHCカード。32GBは、現行製品で最も容量が大きい。水深1メートルの海水または淡水に沈めて最大72時間耐える防水性を備える。
[注1]2GBまでがマイクロSDカード、4GB~32GBがマイクロSDHCカード。
[注2]1000万画素の場合のおおよその目安。
[注3]MP3ファイルで1分当たり2MBで計算した場合。
【メーカーに聞きました】 大容量のマイクロSDカードはスマートフォンに最適

 写真、音楽、動画など、スマートフォンのあらゆる機能を生かすなら、たっぷりと保存できる大容量のマイクロSDHCカードがお薦めです。現在の最大容量である32GBには、ワンセグなら約180時間[注4]、写真なら約6800枚、音楽なら約264時間保存できます。お気に入りのコンテンツを、スマートフォンで常に持ち歩けるというわけです。

「ワンセグ録画もするし、1カ月に50枚は写真を撮るので、やっぱり32GBが必要」と話す、サンディスクのマーケティング部の古澤明仁さん。
「ワンセグ録画もするし、1カ月に50枚は写真を撮るので、やっぱり32GBが必要」と話す、サンディスクのマーケティング部の古澤明仁さん。
[注4]1分当たり約3MBで計算した場合。