今回は、パソコンを使って出勤退勤を管理できるタイムレコーダーを作ります。タイムカードを使う代わりに、マウスのクリックで出勤と退勤を入力するというものです。
さて、最近のタイムレコーダーの進化は素晴らしく、ICカードをかざすだけで出勤/退勤時間を記録し、給与計算までしてくれるというものがあるそうです。もちろん専用のタイムレコーダーを使うのが一番早くて確実なのですが、誰も使っていない古いWindowsパソコンがあるなら、それを勤怠管理用に使うのも手です。今回は、そうした古いパソコンをタイムレコーダーとして使うプログラムを作ってみます。
アルバイトが多くいる現場でよく使われる、カードに時間を印字するだけのタイムレコーダーよりは確実に便利になります。というのは、カードに印字するタイプのものだと、結局、月末に経理担当が電卓やExcelを使って時給を計算する手間がかかるからです。パソコンを使って時刻を電子データとして記録していくなら、入力ミスによる計算間違いなどを減らすことができます。
ではさっそく、Windowsで動くタイムレコーダーの制作に取りかかりましょう。今回は、次のような流れで使えるプログラムを作ります。
タイムレコーダーの画面から、記録したい人をプルダウンで選んで[出勤]か[退勤]のボタンをクリックします。すると、その人の名前がファイル名のCSVファイルに時刻を書き込み、記録します。
なお、今回のプログラム(08-program-timeRecoder.zip)は、こちらからダウンロードすることができます。