TBSが、毎週水曜日の深夜24時55分から、「カタリダス~MAKE IT GREAT~」という番組を放映している。
実はこれ、マイクロソフトの1社提供番組であり、PowerPoint 2010を訴求する番組でもあるのだ。
時代を生み出す各ジャンルの「賢人」と呼ばれる著名人が登場し、小さな劇場においてプレゼンテーションを行うという構成で、そのツールとしてPowerPointを利用。撮り直しなしの1回きりというルールならではの緊張感と臨場感があるプレゼンテーションの様子が、これまでにない番組スタイルとして、視聴者に受けているという。
また、プレゼンテーション終了直後の楽屋トーク、コンシューマーユーザーに対する使い方訴求を狙ったミニドラマも好評だ。
番組は全10回の予定で、すでに3回分を放送。2回目の視聴率は2.6%と、目標視聴率を上回る健闘ぶりとなっている。
これまでに映画監督の堤幸彦氏、クリエイティブディレクターの箭内道彦氏、ブランドプロデューサーの藤巻幸夫氏が登場。来週の放送では演出家である白井晃氏が登場する。
「撮影収録後、プレゼンテーター全員が必ず言う言葉が『もう一度、やり直したい』」。そんなエピソードからも、一発勝負に挑むプレゼンテーターの真剣ぶりが裏付けられる。
マイクロソフトのインフォメーションワーカービジネス本部Office製品マーケティンググループ・飯島圭一エグゼクティブプロダクトマネージャは、「Office 2010は予想を上回る売れ行きを見せており、購入者からも高い評価を得ている。だが、もっと使ってもらうための提案が必要だと感じていた」と、番組を企画したきっかけを語る。
これまでのマイクロソフトの製品発売後の訴求は、主にWebや新聞、雑誌などの紙媒体、交通広告を通じたものが中心だった。
「だがこれまでの施策を振り返ってみると、PCのことに詳しい人たちに対しての訴求にとどまっており、どのバージョンを使用しているのかを知らないような一般的にPCを利用している人たちに、使いやすさを訴求するものにはなっていなかった反省がある。そこでテレビ媒体を使った訴求方法を模索し始めた」