仕事で役に立つプログラミングについて紹介してきた本連載も、残すところ3回となりました。それで、残りの3回を利用して、自分だけのオリジナル画像ビューワーを作ってみたいと思います。1回目の今回は、画像ビューワーの骨となる部分(画像の表示やファイルの選択機能)を作ります。

画像ビューワーのプログラム

 「画像ビューワーの骨となる部分」であるからには、連載最後の3回、中途半端なものは作りません。画面の左側にファイルの一覧が表示され、それをクリックするとメイン画面に画像を大きく表示するという基本的な機能を備えたものを作ります。

画像ビューワーの基本的な機能を備えたものを作ります。
画像ビューワーの基本的な機能を備えたものを作ります。
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 とは言え、いきなり本格的な部分に取りかかると大変なので、はじめに簡単なプログラムを作り、それを改造していくという手順で作っていきたいと思います。「プログラムが書けない!」という人に限って、構想ばかり大きく、どこから手を付けて良いのか分からないという状態に陥りがちです。しかし、難しく考えることはありません。「千里の道も一歩から」です。世の中の大抵のプログラムは、一番簡単なところから、ちょっとずつ作っていけば完成するものです。