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尾花紀子「IT時代の子どもたちへ」

対立せず対話で対応がいい対策!──行き過ぎた規制がもたらすことを考える

尾花 紀子=ネット教育アナリスト 2010/04/01 PC Online

所有率:95.9%

 これは、文部科学省の発表資料(2009年5月)にあった、全国の高校2年生の実態を表した数値です。「持っている子がこんなに多いのは、ケータイやインターネットを使って実施したからじゃないの?」と思われたかもしれませんが、実は、学校を通じて行った紙の回答用紙による全国規模の調査結果なのです。小中学生の場合、大都市、人口10万人以上、人口10万人未満、郡部では数値は多少違っていましたが、高校生はどこも95%を越えていて、地域差はほとんどない……これが、今の子どもたちの実態のようです。

 考えてみれば、すでに携帯電話の誕生から20年以上の月日が流れているのですから「よく分からない“新しい機械”」と敬遠しがちだった携帯電話が、ちっとも新しくない“一般的な生活用品の一つ”へと変化しているのは当然。安全(小中学生)やコミュニケーション(高校生)のために持たせるご家庭が多くなったのも、自然な流れではないでしょうか。

 今の子どもたちは小学校からインターネットに触れる授業を受けてきている世代、彼らにとってはネットも大切なコミュニケーションツールの一つなのです。そんな、自分たちの子どものころとは違う感覚をよく理解して対応してあげないと、「子どものために良かれと思った言動」が余計なトラブルを生じさせてしまうかもしれません。

 子どもたちのためにしたことが、子どもたちを危険に向ける結果となっては本末転倒。でも、残念ながら「どうしたらそうならないか」を気付かせてくれる情報は、必死で探してもなかなか見つかりません。

 そこで今回は、「電話料金」と「2台目のケータイ」の問題で起きた例をもとに、大人がどう対応すれば回避できたかを、具体的にご紹介します。

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次ページ (1)ケータイ料金の超過分を「払わせる」ことへの...
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