会議の記録や社内のちょっとした立ち話、突然浮かんだアイデアなどを書き留めるのにメモ帳やノートは社会人の必須アイテムです。

 このジャンルで人気のスタンダード製品には、「ロディア」があります。文字や図など書く内容を選ばない方眼用紙と、ミシン目から1枚ずつ切り離して使える気軽さが受けています。

 しかし、それには飽き足らない文房具好きが自ら企画したのが、今回紹介する「Thinking Power Notebook」シリーズの製品です。

 「Thinking Power Notebook」は「Thinking Power Project」によって企画製品化されています。プロジェクトは、2007年春にプロジェクトの中心メンバーである竹村譲さん(富山大学芸術文化学部非常勤講師)がツバメノートに取材に行ったところから始まっています。

 ツバメノートは、大学ノートに中性紙フールスという用紙を使い、万年筆でも裏写りしない品質と、書き味の良さで高い評価を得ている国産ノートメーカーです。ツバメノートでは800冊から別注ノートが作れることから、文房具好きの仲間を集めてオリジナルのノートを作ったのがそのきっかけでした。

 第一弾は、2008年5月に発売された、横開きのB5サイズとA4サイズのノートです。これはパソコンのキーボードの前の狭いスペースでも広げられるようにしたものです。

A5サイズ「ネイチャー」。W257×D18×H4(mm)、30枚60ページ。キーボードの前で広げやすいよう、横開きになっている。 PowerPointのアイデアを書くのに便利。大学ノートのデザインを踏襲しつつ、プロジェクトメンバーのイラストレーター、YOUCHANのイラストが添えられている。B5サイズまでの製品にはプロジェクトの精神を表す「Thinking Power To The People」という言葉が入っている。
A5サイズ「ネイチャー」。W257×D18×H4(mm)、30枚60ページ。キーボードの前で広げやすいよう、横開きになっている。 PowerPointのアイデアを書くのに便利。大学ノートのデザインを踏襲しつつ、プロジェクトメンバーのイラストレーター、YOUCHANのイラストが添えられている。B5サイズまでの製品にはプロジェクトの精神を表す「Thinking Power To The People」という言葉が入っている。