日本語でGoogleを利用していると気がつかないが、英語でGoogleを利用していると辞書機能が便利になってきた。知らない英単語を検索の過程で自然に英英辞書を利用し調べることができる。日本人としては、英英辞書より英和辞書が欲しいところだが、最近のGoogleの機能充実のスピードを見ているとそう遠くなく実現されそうだ。また、辞書機能に関連して翻訳機能も充実してきた。Googleが最近強化したこの2つの言語機能をみていこう。

 Googleの辞書機能がサポートされているのは、英語のGoogleでのことで、日本語のGoogleでは装備されていない。使い方は非常に簡単で、辞書を意識しないで利用できる。知らない単語をそのままキーワードにして検索すれば、検索結果の上部に[definition]というリンクが現れ、リンクをクリックすると単語の意味の解説が表示される。

図01 日本語のGoogleの場合は、表示の下のほうに「Google.com in English」というリンクが表示されるので、ここから英語のGoogleに移動する。
図01 日本語のGoogleの場合は、表示の下のほうに「Google.com in English」というリンクが表示されるので、ここから英語のGoogleに移動する。

図02 英語の検索結果の上部に[definition]というリンクが現れる。ここから辞書が利用できる。
図02 英語の検索結果の上部に[definition]というリンクが現れる。ここから辞書が利用できる。
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図03 英英辞書で英単語の意味が英語で表示される。
図03 英英辞書で英単語の意味が英語で表示される。
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 英英辞書の情報だが現状では、Googleが独自に辞書を作成したのではなく、著作権に問題がない公開された各種の辞書情報をとりあえず編集した状態なので、専門の辞書には劣る。なお、Googleにログインした状態なら、辞書引きした英単語の頭に☆(スター)マークが付き、ここで後の見直し用に登録しておくこともできる。英単語の学習に応用すると便利だろう。

 日本人としては英英辞書ではなく、英和辞書が欲しいところだが、現状では装備されていない。

図04 各国語の辞書が装備されているのに日本語はまだの状態。
図04 各国語の辞書が装備されているのに日本語はまだの状態。
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