一輪挿しのアクリルベース「リリーフ」シリーズの中でも人気の「ルナ」(1個1575円)
一輪挿しのアクリルベース「リリーフ」シリーズの中でも人気の「ルナ」(1個1575円)

 コスメをはじめとした商品ディスプレイに多く用いられている「アクリル」。光線透過率はガラスの92%よりも優れた93%を誇り、その美しさや質感から「プラスチックの女王」とも呼ばれている。マリンブロック(横浜市旭区)は、創業から30年以上にわたり、さまざまアクリル製品を製作し続けている。

 「アクリルの特性である透明感と光沢を活かして、他社にはない製品を作ることはできないか」。そう考えて開発されたのが“フラワーベース(花器)”である。アクリルに活けられた花は、光の加減や水の反射によってさまざまに表情を変える。朝の光の中で見る花と、夕焼けの光に照らされた花とでは、同じ花でも趣がまったく異なる。これがアクリルのフラワーベースの最大の特徴だ。

 アクリルの特性を知り尽くした職人が、より美しく見えるように形状やデザインを追求し、一つひとつを手作業で作りあげる。マリンブロックが生み出すフラワーベースは、全国のフラワーショップで愛用されているほか、近年では車のショールームのディスプレイや、ウエディング用のメインスタンドやテーブルを彩る装飾花台としてのニーズも高まっている。

 2005年からは、個人向けにインターネットでの販売も開始。約700品目のアクリルベースがサイト内にある「ショッピング」コーナーを通して購入することができる。中でもおすすめなのが、テーブルやデスクに気軽に置くことができる「一輪挿し」のアクリルベースだ。

アクリルの特性を知り尽くした職人が、一つひとつを手作業で作りあげる
アクリルの特性を知り尽くした職人が、一つひとつを手作業で作りあげる