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田中亨「Excelの謎」

「罫線を消せない」のはナゼ?―実体は、グラフや図形の残骸だった(第86回)

86

田中 亨=テクニカルライター 2009/12/22 日経PC21
出典:日経PC21 2010年1月号
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
目次一覧

 「たった1本の罫線が、どうやっても消せません。一体、どうすればいいのでしょう」

 これまで、何度同じ質問を受けたことだろう。この"消せない罫線"の問題は、本コラムでも掲載したことがあるし、私が主宰するExcel掲示板でも再三にわたって取り上げている。しかし、質問は一向に減らない。それどころか、増えている印象すら受ける。そこで、今回はこのテーマを再度取り上げようと思う。大切なことは何度でも説明する─。それが筆者の信条だからである。

[画像のクリックで拡大表示]

セルの書式設定を開いても罫線が引かれてない!

 上図をご覧いただきたい。シートの中に1本線がある。これを削除するには2つの方法がある。

 1つは、ツールバーの「罫線」ボタンで消す方法だ。罫線を選択してから、ツールバーにある「罫線」ボタンをクリック。開いたリストから「枠なし」を選ぶ。もう1つは、書式設定の画面で消す方法だ。罫線を選択して右クリックし、開いたメニューで「セルの書式設定」を選択。この画面で「罫線」タブを開き、「なし」ボタンを押す。

 通常はこれで解決するが、それでも罫線が消えないことがある。その場合、2つの原因が考えられる。1つは、見かけが罫線でありながら、実体は図形やグラフである場合だ。「なぜそんなことが?」と疑問に思うかもしれないが、こうした珍現象が起こるのには、それなりのワケがある。

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