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記事の芽

ニュース記事のブログ転載は合法の新常識

井原 敏宏=日経パソコン 2009/10/07 日経パソコン

 インターネットを利用する上で、著作権は切っても切り離すことのできない問題です。2010年1月1日には、現行の著作権法が改正されます。例えば、現行法では違法な動画や音楽ファイルのダウンロードは私的利用に限って認められますが、改正法では違法行為になってしまいます(ただし、罰則はなし)。

 インターネット上にあるデジタルデータはコピーや配布が容易なため、著作者の権利を守るために一定の規制を設けることはやむを得ません。一方で、多数のコンテンツが有効活用される機会を喪失する可能性も生じます。何とか権利者の利益を損なわない形でコンテンツを2次利用する方法はないのでしょうか。そんな願いを叶えてくれるサービスが、いくつかのニュースサイトで登場しつつあります。

 通常、新聞社や出版社のWebサイトに掲載されているニュース記事を自分のブログに転載すると、著作権侵害になります(図1)。著作権法では、引用に限って著作物の複製を認めています。ただ引用には、必然性があること、出典を明記すること、などの作法を守る必要があります。特にニュース記事をブログで引用することに関しては、まだはっきりとした作法が定まっているわけではありません。

図1 PC Onlineの記事をそのままブログに転載した例。ニュース記事を勝手に流用すると著作権侵害になる
[画像のクリックで拡大表示]

 これに対して、仏AFP通信社のニュースサイト「AFP BB News」では、提携するブログにニュース記事や写真を転載できる機能を設けています(図2)。ニュースサイトの運営者側にとっては、ブログを見た利用者が記事のリンクをたどってニュースサイトに訪問するという利点があります。最近では朝日新聞のニュースサイト「asahi.com」でも、ニュース記事の見出しや本文の一部を転載できる機能が加わりました。

図2 仏AFP通信社のニュースサイト「AFP BB News」。「写真をブログに利用する」というボタンを押すと、提携するブログサービスで記事や写真を転載できる
[画像のクリックで拡大表示]

 ニュース記事以外にも、一定の条件下で複製が可能な写真を公開できる画像共有サイトなどもあります。これらの新しいサービスによって著作物の二次利用が進めば、そこからまた新しいコンテンツやサービスが発生するでしょう。著作権の観点から問題視されがちなインターネットですが、何にでも制限をかけるのでは、せっかくの双方向性が生かされません。インターネットの世界をより面白くする上でも、コンテンツを上手に活用できる仕組み作りや制度設計が進むことを願ってやみません。

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