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瀧口範子「シリコンバレー通信」

長いトンネルを抜けるのはいつ? 光明見えぬカリフォルニア州の財政状況

瀧口 範子=ジャーナリスト 2009/10/01 PC Online

 カリフォルニア州の財政苦境が、ひしひしと身近に感じられるようになってきた。

 先だっては、カリフォルニア州政府のある部署に問い合わせをしていたら、こんなことを言われた。

 「さらにご質問があれば、またご連絡ください。ただし明日はダメですよ。明日はfurlough Fridayですから、役所は休みです」

 カリフォルニア州は、コストをカットするために州職員に強制休暇を与えている。それが“furlough”である。2009年7月から始まって、2010年7月まで継続されることになっているが、1カ月のうち3回も金曜日がお休みだ。

 最近は、金曜日と限定するのをやめて、部署ごとに調整して休みを取るようになったらしい。つまり、役所は金曜日もオープンしているものの、個々の職員は週末に加えて月3日間が休み。1カ月20日ほどの出勤日が7分の1少なくなって、給料もそれだけカットされているというわけである。

 時間ができた分だけ、アルバイトをしてもいいことになっているらしいが、この職業難の中、そんなに簡単にサイドジョブが見つかることはないだろう。この強制休暇は、州職員だけでなく州立大学などの職員にも適用され、彼らの給料もカットされているという。

 先だっては、カリフォルニア州の大学システム下の10大学で、予算カットに対するデモが行われた。カリフォルニア大学システムの下には、UCバークレーやUCLAなど、日本でもよく知られている有名大学が含まれる。その大学で学生や職員が、一斉に正午からデモを行った。

 職員は給料カットだけでなく、レイオフも進んでいる。それではまだ足りなくて、州ではさらに学費を値上げする案を出していて、デモはそうしたもろもろの処置に対する反対運動なのである。「価値ある高等教育の場を、コストカットという単純な目的のために破壊してしまうのか」と、みなが怒っている。

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