資料探しをやっていて、過不足なく資料が見つかりました、なんてことはまずない。ありすぎるか、なさすぎるかのどちらかである。

 Google検索を使うと、すぐに「○○万件中1-50件目」などと言われて、途方に暮れる。○○万件なんて、タイトルだけチェックしていくのも無理です!

 そこはもう、Googleの検索エンジンとしての優秀さを信用して、重要なページがトップ100にランクインしていることを祈るしかない。上位100件だって、真面目にチェックしていくのは大変だ。

 ヒットしたページを表示してまた元の検索結果に戻って……という作業が面倒なので、筆者は検索結果をクリックすると別ウインドウで開く設定にしている。で、資料として使えると判断すれば残し、また新しい候補をクリックして……気が付くと、開いたウインドウが20枚、30枚なんてことはザラである。リソースの足りないネットブックでこんなことをやっていたら、いつパソコンがフリーズしてもおかしくない。

 そこで今回は、Google検索には資料の発見までを担当してもらって、それをいったん保存するための補助ツールを組み合わせてみることにする。

 Webページのスクラップソフトとしては「紙copi」というソフトがとても有名なのだが、残念ながらフリー版の開発は停止していた。ところが、今月に入ってまた開発が再開され、Vistaに対応したバージョン「紙copi Ver2.8 Lite」が無償公開されたのである。

 有償版との相違点はここ(http://www.kamilabo.jp/copi/feature_diff.html) にあるが、Webからの情報取り込みに関してはフリー版を用いても問題がない。

 というわけで、今回は、「紙copi Liteを使ったGoogle検索」を紹介してみたい。