「Kindle 2」が発売され、私は1台買うつもりだ。私はどうしてそうしたいのかはっきり分からない。多分、私の新しい物好きがぶり返したのかもしれないし、読者がしなくてもよいように、いろいろなことをするためというのもあるだろう。

 念のために付け加えると、私はどのKindleを買うにしてもそれが愚かなことだとは思わない。私はここ1年間「Kindle 1」を使っていて、手放せなくなっている。私は読書の少なくとも半分はKindleでしている。新聞を読むのに使ったことはない。私は朝食のテーブル以外で新聞を読まないからだ。新聞の配達システムはここではきちんとしているが、実は1週間分のごみを出す火曜の夜に、1週間分たまった新聞を青いリサイクル缶に出すと必ず足がよろけてしまうのだ。もちろん、新聞用紙を作るのに使われる木のほとんどは、その目的のために植えられる。そして製紙用パルプの木を誰も買わなければ、誰もそれらの植樹農場に木を植えなくなるだろう。その土地のために他の作物を見つけるはずだ。おそらく牛牧場に変えるだろう。それによって生じるメタンは温暖化を促進するだろう。ちょうど今ここは寒い時期なので、私なら少し暖房に使えるかもしれない。

 私はKindle 2をまだ見ていない。私の最初の印象では、Kindle 1を十分上回るものではない。価格が359ドルのままならなおさらそう思う。急いで新製品を発注するようアドバイスするつもりはない。価格は1年以内に大幅に下がる可能性が高く、旧型のKindleでも私の場合かなり快適に作動するからだ。新製品は3Gネットワークを使う。今より速くなるだろう。スクリーンも多少大きくなる。操作方法は、すぐに慣れることができるように改良されるだろう(だが、私はKindle 1の操作に慣れるのにはほんの1時間ぐらいしかからなかった。 ページをめくらずに大体使い方を習得できた)。

 いずれにしても、Kindleを持っていなければ、1台買うことを検討してもよいだろう。この前の旅行の時、私は飛行機にKindleを持ち込んだので、読める本が1ダース以上あった。さらに、無線による購入サービスは飛行機の上でも快適に機能した。フライト中でもAmazonがKindle用に売っている他の本をどれでも買えただろう。その上、販売元はBaen出版などほかにもあって、簡単にPCにダウンロードして、Kindleに転送できる。もちろん、私は編集とか書き物にKindleを使うことはできない。それにはTabletPCが必要だ。私の前の座席の人が座席を倒さなければ、「MacBook Air」を使うことができる。しかし実際には、私は今は飛行機の上で仕事はしない。くつろいで本が読めれば満足だし、Kindleはそれにはとても役に立つ。これはバックライトではないが、本には照明など付いていない。実際には、飛行機の座席の照明を使う場合は、本よりもKindlの方が読みやすい。もし私が以前と同じくらい頻繁に旅行するとしたら、Kindleが絶対に必要だ。