前々回よりワイルドカードについて解説しています。ここまでワイルドカードを使うと、特定のファイルだけを取り出したり、特定のデータだけを抽出できることを紹介しました。今回は、ワイルドカードを利用して、特定のウィンドウに対して処理を行うようなものを作ってみます。

プログラム~メモ帳を一気に終了させる

 今回のプログラムは、メモ帳を操作するサンプル的なものになっています。その時、起動しているメモ帳について、適当な名前をつけてデスクトップに保存した後で、自動的に終了させます。

図1 メモ帳を一気に保存して終了させているところ
図1 メモ帳を一気に保存して終了させているところ
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 このプログラムの動作は、次のようになっています。

(1)メモ帳を5個起動する
(2)現在、起動しているウインドウを列挙して以下の動作を行う
(3) | 起動しているのがメモ帳なのかを確認する
(4) | メモ帳なら適当な名前をつけてデスクトップに保存する
(5) | メモ帳を終了させる