今回は「ワイルドカード」を使ったプログラミングを紹介します。ワイルドカードはファイル処理などでよく使われます。例えば、フォルダーの中から特定の形式のファイルを抽出することができます。ここでは改めてワイルドカードの便利さを確認してみます。

プログラム~ワイルドカードの練習用プログラム

 今回はワイルドカードの練習ができるプログラムを作ってみましたので、これを題材にワイルドカードについて見ていきます。このプログラムは、Windowsフォルダーにあるファイルについて、ワイルドカードで指定したパターンに合致するファイルを抽出して表示するというプログラムです。

【使い方】

 以下のプログラムを、なでしこエディタに貼り付けて実行します。プログラムを実行すると、Windowsフォルダーにあるファイルが表示されます。画面上部のエディタにワイルドカードのパターンを入力します。するとパターンと合致したファイルだけが表示されます。

 例えば「*.exe」というワイルドカードのパターンを指定すると、Windows フォルダーにある EXE形式のファイルを表示します。お使いの環境により表示されるファイルは、若干違います。(筆者の Windows Vista では、14件の結果が見つかりました。)

図1 Windowsフォルダーで、ワイルドカードにマッチするファイルだけを画面に表示します</span></td></tr>
図1 Windowsフォルダーで、ワイルドカードにマッチするファイルだけを画面に表示します
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