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 年賀状の季節になった。年々、出す人が減っているという話も聞くが、パソコンとプリンターを使って、自分で印刷する人もまだまだ多いと思われる。そこで1000人のネットユーザーに、2009年の年賀状を印刷するかどうか聞いてみた。

 すると、ほぼ8割の人が自宅のプリンターで印刷すると回答(市販・注文併用含む)。メール派が増えているとはいえ、今年から印刷派になった人も2%いて、まだまだプリンター購入の一番の目的(77%)であることに変わりはない。

 何より「家族一人ひとり、デザインを変え」たり「あて先に合わせて文面を変えられる」のは自宅プリンターならではの便利さ。「デザインするのが楽しい」「個性があって評判」だ。あて名印刷は「下手な直筆を隠せる」「圧倒的に楽」。年賀状ソフトも種類を問わず「以前に比べると使いやすくなった」と好評だった。

 一方、苦労するのはプリンターの調子。「思ったような色にならない」「ずれた」「ノズルが詰まっていて何枚も無駄に」と、頭を悩ませている。印刷ミスにも要注意。「逆さまに印刷」「全部同じあて先に」「すべて印刷し終わった後に入力ミスに気が付いた」……お疲れさまです。

 不満が爆発したのはインクの価格。「高い」「安くする努力をして!」「古い機種でインクが売っていなかった」とメーカーに対する不満にもつながっている。ぜひ安くしてもらいたいものだ。

 年賀状は、その人柄や家族の様子が見えるもの。「届いた年賀状の印刷精度を見ると、その家のプリンターの性能やパソコンスキルが分かる」というドキッとする声や、「娘の写真を使っていたが、最近は嫌がるようになり、自分でデザインするように。成長したんだなあと思った」。……悩むのもまた、楽しからずや。

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