最近、カヤックという組織のダメな点はなんだろうか?と真剣に考える機会がありました。まぁ、出てくる、出てくる・・・。しっかり目を開いて現実と対峙すると、本当に出てくるものです。

 で、その中から今回は1つを紹介することにしました。

 それは、「反省をしない」ということ。

 と、書くと潔い響きに聞こえますが、もっと、ダメっぽく、言い換えると「失敗から学ばない」とも表現できます。うわぁ。ほんとにダメ人間っぽい・・・

 さらに、このダメな点をより法人っぽい表現にしていくと、
 「結果に対しての検証が甘い」
 つまり、「フィードバックが弱い」ということでしょうか。

 カヤックでは、「量が質を生む」というキーワードを大切にしていますから、とにかくたくさんのサービスを出します。バンバン出します。

 で、その出したサービスのフィードバックがとにかく少ない。つくったらつくりっぱなしということがよくある。「つくったものがどうだったのですか?」と聞いても誰も把握していない。返事がかえってこない。つくるまでは盛り上がって、つくったら終了。もう次につくりたいものしか見えていないのです。

 だから、気をつけないと過去にも同じようなことやったなぁというサービスを出してしまうこともあるし、同じ失敗をしてしまうこともあるのではないか。

 (というか、そもそも検証しないから、同じ失敗をしているのかどうかもわからなかったりして・・・)

 あたたた、これはいかんなぁ。ここには改良の余地があるなぁ・・・

 と、1人で内省をしていたのですが、あるとき、「でも、待てよ」と。

 「フィードバックをしない」これは意外と長所でもあるんじゃないかなと。定番の自愛の精神で、そう思えてきました。