この冬、華々しいデビューを飾った最新版の「エクセル2007」。 「ページレイアウトビュー」や美しいグラフなど、新機能が満載だ。 ところが、マック版の「エクセル2004」にも、すでに同様の機能が…。 実は「2007」には、マック版「2004」の影響を受けた点が少なくない。

 ついに登場したエクセルの最新版「2007」。シートの行数が一〇〇万以上に増え、「条件付き書式」も大幅に強化されるなど、多くの新機能が追加されている。

 中でも注目されているのが、新しい画面表示モードの「ページレイアウトビュー」と、デザインが一新されたカラフルなグラフだ。

 「ページレイアウトビュー」は、印刷時の紙のイメージをそのまま画面に表示して、直接シートを編集できるもの。従来版では、表の右端が用紙から溢れていないか、そのつど「印刷プレビュー」で確認する必要があった。「ページレイアウトビュー」を使えば、用紙のサイズを画面上で確認しながら、直接表を作成できる。

 またグラフについても、従来版には「標準のデザインが地味で見にくい」という不満が多かった。それが2007では大きく改善され、見栄えの良いグラフがワンタッチで作れるようになっている。

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