パソコンの内蔵HDDをSSDに交換することは、高速化の有効な手立てだ。HDDはデータをやり取りする部品としては最も遅い部類に入るため、SSDへの交換で、ボトルネックを解消できる。ただし、作業に関するリスクはユーザーの自己責任だ。パソコンとSSDの製品の組み合わせで状況が変わるため、ここでは一例をお見せしよう。
SSDの形状は、ノート型パソコンが内蔵する2.5インチHDDとほぼ同じだ(図1)。2.5インチHDDはさまざまな厚みがあり、7mm厚と9.5mm厚が主流。一方、SSDはほとんどの製品が7mm厚だ。厚みはスペーサーを入れて調整ができる。
データをSSDに移すソフトウエアには注意が必要だ。内蔵HDDの中身を丸ごとSSDにコピーすればよいものの、使うソフトによって、コスト、確実性、手間の面でそれぞれに長所と短所がある(図2)。