続いて、よく使う定番アプリの高速化について見ていこう。

 まずは使用頻度の高いWebブラウザーから。「Internet Explorer 11」などのWebブラウザーは、訪れたページのテキストや画像などのデータを「一時ファイル」としてハードディスクにしばらく保存している。Webサイトをもう一度開くとき、既に同じデータが一時ファイルにあれば、そちらを表示する。

 一時ファイルはインターネット回線が遅い時代には、特に有効な技術だった。ただ一時ファイルの量や、ハードディスクの速度によっては、新たにインターネットから読み込んだ方が速い場合がある。「インターネットオプション」画面で、一時ファイルをいったん削除したり、使用するディスク領域を減らすなどして様子を見よう(図1~図4)。

Internet Explorerの一時ファイルが多過ぎるときは削除する
図1 右上の設定ボタンをクリックし、「インターネットオプション」を開く
図1 右上の設定ボタンをクリックし、「インターネットオプション」を開く
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図2 一時ファイルを削除するには、「全般」タブの「閲覧の履歴」欄で「削除」を選ぶ
図2 一時ファイルを削除するには、「全般」タブの「閲覧の履歴」欄で「削除」を選ぶ
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図3 「インターネット一時ファイルおよびWebサイトのファイル」をチェックし、「削除」ボタンを押す
図3 「インターネット一時ファイルおよびWebサイトのファイル」をチェックし、「削除」ボタンを押す
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図4 図2で「設定」ボタンを押してこの画面を開く、「使用するディスク領域」を小さめにする
図4 図2で「設定」ボタンを押してこの画面を開く、「使用するディスク領域」を小さめにする
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