1.Windowsの起動時の待ち時間を減らす

 パソコンの起動時間を抑えるには、起動過程に含まれる“無駄”な常駐ソフトを省くこと。ただ、常駐ソフトごとに解除方法は異なるし、後で利用したくなることもある。

 無償オンラインソフトの「Startup Delayer」は、こうした常駐ソフトの問題を一気に解消できる(図1)。このソフトの特徴は、常駐ソフトの起動タイミングを制御できる点。起動タイミングをWindowsの起動完了後に設定すれば、Windowsの起動プロセスがスムーズになる。起動前の常駐ソフトを、必要に応じて読み出すことも可能だ。

 Windows XPで起動に時間が掛かる場合は、Windowsが起動を高速化するために参照するデータの先読み情報が破損した恐れがある。図2の手順を実行して再起動すると、不具合が解消することがある。

図1 オンラインソフトの「Startup Delayer」を使うと、常駐ソフトの起動タイミングを完全に制御できるようになる。ソフトの利用状況に応じて起動タイミングを変えるとよい
図1 オンラインソフトの「Startup Delayer」を使うと、常駐ソフトの起動タイミングを完全に制御できるようになる。ソフトの利用状況に応じて起動タイミングを変えるとよい
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図2 Windows XPの起動が極端に遅い場合は、ファイルの先読み情報を記述したプリフェッチファイルが破損した可能性がある。C:¥WINDOWS¥Prefetchにあるファイルを削除すると、Windowsの起動速度が回復する場合がある
図2 Windows XPの起動が極端に遅い場合は、ファイルの先読み情報を記述したプリフェッチファイルが破損した可能性がある。C:¥WINDOWS¥Prefetchにあるファイルを削除すると、Windowsの起動速度が回復する場合がある