ウイルス対策ソフト(セキュリティ対策ソフト)の利用は、パソコンを安全に使うためのセオリー。利用していないユーザーは、早急にインストールすることをお勧めする。ただし、信頼できるメーカーの製品を選んでほしい。ウイルス対策ソフトなどに見せかけた「偽ソフト」が、ユーザーを狙っているからだ。

 ここでの偽ソフトとは、大した機能を持たないのに、ウイルス対策やユーティリティなどの機能を備えているとして配布されるソフトのこと。

 偽ソフトの作者は、検索サイトやバナー広告などを経由して、配布サイトにユーザーを誘導。ウイルス対策ソフトなどに見せかけてインストールさせる(図1)。

●駆除しようとすると「お金を払ってください」
図1 偽ソフトの基本的な流れ。インストールされた偽ソフトは虚偽のウイルス警告などを表示する。ウイルスを駆除しようとすると、偽ソフトの購入サイトに誘導し、有料版(ライセンス)を購入させようとする
図1 偽ソフトの基本的な流れ。インストールされた偽ソフトは虚偽のウイルス警告などを表示する。ウイルスを駆除しようとすると、偽ソフトの購入サイトに誘導し、有料版(ライセンス)を購入させようとする
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