ここからは、主要な公衆無線LANサービスをカタログ形式で紹介する。一口に公衆無線LANと言っても、各社のサービス内容はまちまち。とりわけ、通勤経路やよく行くお店など、自分の生活エリア内にアクセスポイントがどの程度あるかは、サービス選びの重要なポイントである。また、公衆無線LANでは事業者間のローミング提携が活発だ。自社網に加え、無料で使える提携アクセスポイントも確認しよう。

 もう1つ大事なのが料金だ。一定の条件を満たせば、公衆無線LANサービスの月額料金が大幅に安くなる割引制度を設けている事業者が多い。ここでは自社サービス同士の組み合わせによる割引のみ記載しているが、自分の加入するプロバイダーで公衆無線LANの割引サービスがないかを併せてチェックしよう。

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「ホットスポット」都内の地下鉄で重宝するエリアとツール

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 東京メトロと都営地下鉄のほぼ全駅をカバーしている上、契約者向けに無償提供している接続ツールもWindows、Mac OS、iOS、Androidと主要OSを網羅しており、電車を待つ数十秒~数分間に接続してデータをやり取りするのに重宝する。今後は「首都圏を中心に接続可能な駅をさらに増やしていく」としているほか、最近はタリーズコーヒーなど喫茶店にもエリアを広げている。

 標準の料金プランはやや高額だが、OCNやSo-netなど提携プロバイダー経由の契約ならば月額300円台だ(この場合はBBモバイルポイントのアクセスポイントは利用不可)。

NTTコミュニケーションズ http://www.hotspot.ne.jp/