日々、パソコンを使っていれば汚れが蓄積するのは、パソコンの中だけではない。パソコンの周辺も汚れている。試しに、パソコンの周りを見回してみてほしい。机の下で絡まるケーブルの隙間には綿ぼこりがたまり、机の上には文書やメディア類が散乱。キーボードは手あかで汚れ、ディスプレイの画面にはうっすらほこりが付いているという人もいるのではないだろうか。1年に1度くらいは徹底的に掃除をしよう。

掃除の前に整理から

 パソコン周りを掃除する前に、まずは不要品を処分するところから始めよう(図1)。改めて見てみると、使わないものがたまっているはずだ。例えば、無線化やレイアウト変更で余ったケーブル類、買い替えで使わなくなった機器、ほとんど開かなくなったマニュアルなど。これらを1つずつ検討して不要と思えばごみ箱へ、必要と思えば決まった場所に保管する。迷ったものは、保留用の箱や袋に取りあえず入れておき、定期的に中身を見直すとよい。

【パソコン周辺整理の流れ】
図1
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 保管すると決めたものは、次に使うときに備えて整理しておこう。使用頻度が高いものは、取り出しやすい机の引き出しやパソコン周りに収納。使用頻度が低いものは、収納ケースなどにしまう。そのとき、似たものをまとめるのがコツ。機器名などを記しておくのも分かりやすい。

 全てが片付いたら、掃除の時間だ。パソコンやディスプレイ、キーボードはほこりを落としてきれいに磨く。配線はまとめる。こうしたことをしっかりやっておけば、日常の手入れもぐっと楽になるはずだ。