会員制サイトのユーザー登録に不可欠なのが、個人情報の入力。最近では、多数の項目を入力させるサイトが少なくない。そのようなサイトで、せっかく入力した情報が消えてしまったことはないだろうか(図1)。原因として考えられるのは、誤ったマウスクリックやキー操作だ。

【せっかく入力したのに水の泡】
図1 Webページでフォーム入力している情報が、ユーザーの意図に反して消えてしまうことがある
図1 Webページでフォーム入力している情報が、ユーザーの意図に反して消えてしまうことがある
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 例えば、「リセット」ボタンを誤ってクリックした可能性がある。情報を入力するページの下部には、次のページに進むためのボタンなどと一緒に、リセットボタンが置かれていることが多い。リセットボタンは入力情報を消去するためのボタン。このリセットボタンを、次ページに進むボタンなどと間違って押すと、入力情報が消えることになる。

[Esc]キーの連打は禁物

 [Esc](エスケープ)キーにも気を付けよう。IEでは、入力中の情報を消す機能に、[Esc]キーが割り当てられているためだ(図2)。[Esc]キーを1回押すと、現在入力中の項目(カーソルがある項目)の内容が消える。その状態でもう1回[Esc]キーを押すと、そのページで入力した内容がすべて消えてしまう。

【IEでは[Esc]キーに要注意】
図2 IEでは、[Esc](エスケープ)キーを1回押すと、入力中の項目の内容が消える。そしてもう1回[Esc]キーを押すと、すべての項目の内容が消えてしまう
図2 IEでは、[Esc](エスケープ)キーを1回押すと、入力中の項目の内容が消える。そしてもう1回[Esc]キーを押すと、すべての項目の内容が消えてしまう
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 [Backspace](バックスペース)キーにも注意しなくてはいけない。どの項目も指定していない状態で[Backspace]キーを押すと、前のページに戻ってしまうからだ(図3)。戻った後、そのページに用意されたボタンで元のページに戻ると、入力した内容が消える恐れがある。この場合、ブラウザーの「進む」ボタンで入力ページに戻れば、入力内容が残っている可能性がある。

【前のページに戻る[Backspace]キーにも注意】
図3 どの項目も指定していない状態で[Backspace](バックスペース)キーを押すと、前のページに移動してしまう。そのページからWebページ内にある「進む」ボタン(図では「個人情報入力へ」)を押すと、入力内容が消える。ブラウザーの「進む」ボタンで移動すれば、入力内容が残っている場合がある
図3 どの項目も指定していない状態で[Backspace](バックスペース)キーを押すと、前のページに移動してしまう。そのページからWebページ内にある「進む」ボタン(図では「個人情報入力へ」)を押すと、入力内容が消える。ブラウザーの「進む」ボタンで移動すれば、入力内容が残っている場合がある
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